ハノイ紀行はまだまだ続くが、ちょっと休憩。
ハノイでの撮影には古いEOS kiss X2を持っていったのだが、バリアングル液晶じゃないし、ISO感度も1600までしかないという“時代もの”。解像度も低い。いくつかの点で最近のiPhoneカメラにも負けている。
というわけで、帰国後すぐにEOS 8000D(18-135mmSTMズームレンズキット)を購入したのだ。そろそろ35mmフルサイズもいいかなと思って、店頭ではEOS 6Dにも触れたのだが、これまでいくつか揃えたEF-Sレンズが使えないのはもったいないし、やはりフルサイズは高いしと、まだまだAPS-Cで頑張ることにした。
けっして卑下して言うわけではないが、私のカメラはそのレベルの趣味で、ポリシーは機材よりもシャッターチャンスの人なので(笑)。
それにしても、機種名から「kiss」を取り、「8000」などというものものしい番号をつければ、おじさんも買いやすくなる、というキヤノンのマーケティング戦略に見事にひっかかってしまったわけだが。
日曜日は午後から晴れるというので、銀座方面での所用のついでに持ち出して、テスト。皇居の濠に白鳥やダイサギが飛来していた。
夜景もテストしてみようと、帰りがけに東京ドームあたりを狙う。最近のEOSには「SCN」(スペシャルシーン)という設定があって、その中に「夜景を手持ちで撮る」モードというのがある。自動的に4枚連写で重ね録りをし、そこから手ブレを軽減した画像を作るというもの。これが意外と使える。
先月のことだが、六本木ヒルズの森美術館に「ディン・Q・レ展」を観に行ったのだ。アメリカに移住したベトナム人アーティスト。ベトナム戦争とベトナムの人々などを題材にメディアアートを制作している。ヒルズは鼻持ちならない場所ではあるが、それでも、こうした社会性の高い、地味なアート作品を精力的に紹介している森美術館は素晴らしいと思う。
そのとき、窓外に見えた風景。天空から見下ろせば、まるで敷き詰められたジオラマのような東京の都市。メガロポリスの上に怪鳥が雄々しく翼を広げたような不気味な(人によっては神々しいと言うかも)雲が広がっていた。
いずれもiPhone6にて撮影。
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Author: thinmustache(a.k.a. hiropon)
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