昨日の晩酌時に、なぜか「とんかつ」の話題になったので、今日のランチは水道橋の「菩提樹」へ。
となりの姉妹店「かつ吉」と共にこのあたりではとんかつの名店。壁に古い青磁の皿や猪口が並ぶ、まるで個人美術館のようなインテリアが人を驚かす。ここの肉はたしかに美味しいのだが、今日のメニュー「冷やし味噌かつ丼」(1,600円)は失敗。
夏野菜と、とろろのかかったとんかつを食べほぐしていくと、八丁系の冷製味噌スープの下にごはんが沈殿している。八丁味噌はけっして嫌いではないのだが、ごはんを混ぜて冷やし雑炊みたいにしちゃうと、なんかげんなり。食欲の進まない夏のメニューとして考案したのだろうけれど、これはやはり味噌との相性がイマヒトツなのかな。ま、あくまでも個人の感想ですけれど……。
人が足りないのか、午後2時近くなっても大テーブルが片付けられていなかったり、店員を呼んでもなかなか注文を取りに来てくれなかったり、オペレーションのまずさも目立った。
ふだん洋菓子とは無縁の生活をしているのだが、NHKの朝の連ドラ「まれ」は毎日見ている。そこに登場する数々のフランス菓子。その味を想像していたころ、小石川(厳密には本郷4丁目の白山通り沿い)に、9月、新しい洋菓子店がオープンするという。店名は「AVRANCHES GUESNAY」。「アヴランシュ・ゲネー」。ふつうは読めない(笑)。
情報通のブログ「SWEETS DIARY by La Fruitiere Japon」によれば、シェフが修業してきた仏ノルマンジー地方の街と店の名前を組み合わせたのだという(このブログからは店頭の写真も拝借)。ちなみにアヴランシュは、モン・サン・ミシェルを見下ろす丘の上にある町とか(Wikipedia)。
鮮やかな果実のような赤のファサードが印象的である。ガラじゃないんだけれど、一度は食べてみようと思う。
⇒ 悲しくてやりきれない(ウチナーグチ・バージョン) / 上間綾乃 - YouTube:
知りませんでした。こんな美しい人がいたんだって。
東京新聞2015/08/26夕刊によれば、「さとうきび畑」をウチナーグチに訳して歌っているという。というわけで、iTunes Storeでゲット。
ラーメンについてはあれこれ語りたくないが、最近のラーメンはちょっと能書き過多で、素材も凝り過ぎなんじゃないかと思うことがある。シンプルな昭和風なラーメンを食べたいのだが、なかなかないのだ。
まあ、近所ということで久しぶりに『自家製麺MENSHO TOKYO』でランチすることになったのだが、ここも凝り過ぎで味がよくわからなくなっている例かと。ラム肉を使っているのが特徴で、一風変わっているという印象はもつのだが…。今日頼んだのは、たしか「ラム煮干中華そば・全部のせ」という奴なのだが、煮干しのスープなのにどろどろと濃くて、それが全部の味をだいなしにしている。「だいなし」が言いすぎだとすれば、調和を損なっている。
それと店内のBGMが、やたら音量がでかすぎるのにも閉口した。厨房の中の人がノリノリで聴きたいのか、客にドヤ顔して聴かせたいのか。存在感がうっすらして、気づく人は気づくというのが、ラーメンであれ何であれ、レストランにおけるBGMのあり方だろうと思うのだが、最近の若い人はラーメン食いながらでも、ラップしたいのかねえ。
ラーメンってのは本来10代から20代までの人の食べ物で、そこでふつうは卒業しなくてならないのに、妙に固執したままの大人が私の周りにも多くて、なんだかなあな昨今なのである。
国土交通省は25日、羽田空港から東京都心部への舟運の可能性を検証するため、羽田空港船着場~秋葉原(万世橋)の運航を試行的に行うと発表した。
羽田空港から東京都心部間を結ぶ定期的な航路設定は初めての試み。神田川、隅田川、京浜運河に架かる30橋以上の橋梁群を眺めることができるルートとなる。
江戸・明治時代の舟運復活とまで行かなくても、東京を川辺から見る新たな視点を与えてくれる。観光資源にもなるんじゃない。
ようやく探し当てた「洋食膳・海カレーTAKEUCHI 神保町本店」。長い名前だ。お膳に載って出てくる洋食。海の幸をふんだんに使い、カレー味がベース(カレーではないメニューもあるが)というあたりが命名の由来だろうか。
お店のブログによれば、2013年9月のオープン。神田神保町一丁目の路地の一角。私が勝手に呼ぶ「裏神保(うらじんぼ)」一帯。備忘録的に場所を記しておくと、白山通りを神保町交差点に向かい、交差点の手前で「酔の助」の方向へ左折。進んでいくと、右手に石井スポーツがあり、さらに左手にガラスに「タイガー徽章」と書かれた店がある。その角を左折、「アイビー21ビル」の手前。細い路地でかなりわかりにくい。
オープン前に着いたら外の椅子におじさんが一人待っている。まだ11時まで30分もあるが、準備が整ったのだろうか、店の人が出てきて迎え入れてくれた。
キッチンを囲むL字のカウンターと路地側にもカウンター。15人も入れば一杯だろう。中には帽子をかぶった40代のご主人と、おそらく奥さん。カウンター越しにお膳をやりとりするが、奥さんの接待は感じがいい。店内至るところに鉄道模型や、ローカル線の古い時刻表。けっこう「鉄分」が高い。「たけうち」さんの趣味かな。アクセサリーやインテリアを通して、店の人となりをさり気なく語ることは大切だ。
メニューは7、8種類。一番人気は「煮込みハンバーグ」のようで、ソースがデミグラスとカレーの2種類ある。今日はカレーハンバーグにした。
小さなフライパンがそのまま皿になっている。ソースは赤身を帯びたトマトベースで、ややきつめの酸味と辛味が、しっくり調和している。ズッキーニ、ピーマン、ゴーヤ、パプリカ、茄子、キャベツなど素揚げした夏野菜がこんもり積まれ、その下のハンバーグを覆っている。野菜をとりわけてみると、ハンバーグ自体もかなりボリュームがある。
面白いのは小さめの碗に山盛りの白ご飯。ゴマのふりかけと梅干しが載って出てくること。加えて、味噌汁は角氷を入れた冷製仕立て。胡瓜、豆腐など具だくさん。冷製なのは夏だからかもしれないが。ともあれ、お膳の上は洋と和がごっちゃ煮状態。箸で食べるか、スプーンで食べるか一瞬迷う。
このボリュームと味で、850円は安い。正規の開店時間と同時にサラリーマンたちぞくぞくと詰めかけ、あっという間に店は満杯になった。ハンバーグとカレーが完売になると営業は終わってしまうというが、大体何時ぐらいまでやっているのだろう。今度は店名にもある「海カレー膳」というのを試したくなった。
石垣市で6人けが 台風15号、車横転など被害多発 - 琉球新報 http://t.co/6m8AiVxb7A 駐車場の車がふっとんでる。→ http://t.co/03UTqbPQSE
08-24 16:15
「自転車は車と同じなの。ほんとは車道を走るものなの。子どもだから歩道走れるんだけど、○○ちゃんみたいに遊びながら走ってたら事故おこすわよ。前をちゃんとみてね。わかった?」──2台の自転車で通りすがりのママと娘の会話。このママさん意識高え。
08-23 13:26
先日、LITERAに「百田尚樹だけじゃない! 櫻井よし子、八木秀次、チャンネル桜、つくる会…安倍首相のお仲間が沖縄ヘイトに大集結」という記事が載っていて、例えば
「沖縄の皆さんに、いったい日本を選ぶのか、それともチャンコロ、あ、失礼(会場笑)、それとも中国を選ぶのか、どちらかを選んでほしい」
という加瀬英明(まだ生きてたのか!この親米右翼)の発言に驚愕・失笑したのだが、こうした「沖縄ヘイト」は実は今に始まった話ではなく、明治のころからあったものだ。
「琉球処分」(1872年から1879年にかけて、旧来琉球諸島の施政を委任してきた中山王府を廃し、県を置いた施策)の過程を勉強しようとある本を読んでいたのだが、こんな文章に遭遇した。
当時、日本の言論は政府の意図を正当化し、助長する論調が主流だった。1879(明治12)年1月10日付の「朝野新聞」は、琉球を奴隷と見なす蔑称を使って批判した。救国を訴える琉球人を「甚だしいかな。琉奴のわが日本帝国を蔑視するや」と罵倒し、「琉奴討つべし」との論陣を張った。
廃琉置県直後の1879年4月17日付「かなよみ」新聞は、中国との朝貢関係に頼る琉球を「ばかさは甚だしい極点」と批判し、「頑固固陋の諭し難き」琉球人は「くそをたれた愚犬が飼い主の手をかむのと同じ」と見下した。
それにしても「くそをたれた愚犬が飼い主の手をかむのと同じ」とは、百田尚樹も真っ青の凄まじいヘイト・スピーチではないか。そうではあるけれど、これこそがまさに日本植民地主義の本音なのだ。それは、日本の安全保障のためにいま再び沖縄は「捨て石」になれと叫ぶ、現代の保守言論人のDNAにも深く刻まれている。
いま、沖縄問題を考えるうえでは、あらためて「琉球処分」を歴史的に振り返ることが欠かせない。
琉球は長年、日本と中国という両方の大国に形式上属しつつ、自主性を保ってきた王国だが、これを近代日本は「はっきりせえ」と武力をもって脅すわけだ。琉球処分には、当時の日本と中国(清)だけでなく、欧米列強の思惑がからんでおり、その過程で琉球王国の分割案も浮上する。
日中交渉の仲介をとりもった米国の元大統領・グラントは「琉球諸島の境を分割し、太平洋に出られる広い海路を与えれば、清は(琉球処分を)承諾するだろう」と述べ、日本政府も1880(明治13)年4月には、中国内地での通商権を得る代わりに宮古・八重山を中国に割譲する案を閣議決定するまでに至った。
この「改約分島交渉」の詳細、その後の紆余曲折については触れないが、琉球が完全に国際政治の道具、駒として使われたのはたしかだ。この沖縄の「地位」というものは、アジア・太平洋戦争における悲惨な戦い、戦後の米軍支配、その後の日本への返還を経てもなお、本質的に変わりがないのだ。
土曜日のランチ。神保町カレーシリーズ。新聞に載っていた「洋食 膳 海カレー TAKEUCHI 神保町本店」という店をめざすがなかなかたどり着かない。土曜日はやってないのかと思ったが、ぐるなびによると休日は日曜日。もう一回チャレンジせねば。
仕方なく、この日は「欧風カレー ペルソナ」。インテリアは喫茶店みたいなつくり。カレールーはよく練れており、まろやかでコクがあると表現できるが、それ以上のインパクトがない。総じて可もなく不可もなし。茹でたジャガイモが付きだし風に出てくるのだが、これが私にとってはあまりありがたくない。店名の「ペルソナ」をイメージさせるのが店内に飾られている仮面。ヴェネツィアの仮面舞踏会で使うような本格的なものだ。
食べログ情報によると、欧風カレーの人気店「ボンディ」の流れを汲む店なのだとか。カレーソースに、いやもしかしたらライスにチーズが混ざっているあたりがそうなのか。見た目にはわからないのだが、ルーをかけて食べるとチーズが糸をひく。ただ、これはどうなのかな。私にとっては余計だな。チーズ・ライスってのは美味いものじゃないだろう。1200円というお値段も少し高い印象。
カレー味を複数選べる、ダブルミックスとトリプルミックスというのがあるが、「カレーポットは一つ」とわざわざ断りがある。つまり、複数のポットがでてくるのではなく、一つのポットにすでにカレーが混じり合っているのだろうか。まさかなあ。
Author: thinmustache(a.k.a. hiropon)
よしなしごとを書き散らかしております。