⇒ トランプ発言 子どもたちにどう説明する?:朝日新聞デジタル:
ニュージャージー州メイプルウッドのジョン・ミショーは白人で、妻がドミニカ人だが、息子たちと交わした会話をフェイスブックに載せている。ミショーは8歳の息子に、「ドナルド・トランプが大統領になったら、人種主義政策を復活させるだろう」と話し、「そうすると、お父さんとお母さんは別れなくちゃならない。肌の色が違うから。そうだろう?」と問いかけた。米ニュース専門テレビ局MNSBCの「モーニング・ジョー(Morning Joe)」というトーク番組で、クーキー・ロバーツ(訳注=政治評論家)がトランプに、こう聞いた。「白人の子どもたちが、肌の色が濃い同級生たちを指して『ドナルド・トランプが大統領になれば、君たちは国外追放される』と言ったという。また、あるバスケットボールの試合では、白人の子どもたちがヒスパニック系の子どもたちに向けて『お前たちが来ないように壁を築くぞ』と書いたサインを掲げる事件も起きている」
「そういうこと、あなたは誇りに思うのか」と彼女は問いかけた。
これに対し、トランプはそんなことは知らないと答え、こう続けた。「意地悪な質問だ。聞いたことがないのだから、誇りに思うこともない。オッケー?」と。
しかし、これって「保育園落ちた、日本死ね」のブログの存在を指摘されて、「匿名だから確かめようがない」と発言した、どこかの首相と酷似した反応だなあ。二人は体質が似ている。アホはどこでもアホだ。
アベ内閣とそれをとりまく連中の言行がますます劣化する今日この頃。ワイドショー的に面白いところだけ挙げると、筆頭は新国立競技場の設計で聖火台を入れ忘れた話だろう。五輪のメイン会場なんだから、常識的には聖火台は必要。でもあえてそれを外したというのは、何か奇策があるのではないか。
例えば、2020年東京オリンピックの開会式では、古代出雲大社の復元図のような天空に登る階段がグラウンドの下から湧き出てきて、そこを最終ランナーが駆け上がる。もちろんこの聖火台は昇降式なので、点火儀式が終われば、すーっと引っ込むのである。でもこれだと、聖火は開会式と閉会式のときぐらいしか見ることはできないけど。
あるいは、競技場上空で編隊飛行するドローンが聖火台を運んできて、そこに点火すると、再び上空に上がるという仕掛け。日本のドローン技術の精華をお披露目だ。飛行船かなにかで天空高く吊しておけば、空を見上げれば常時拝める。
はたまた、立体画像技術の成果を活かしたヴァーチャル聖火台というのはどうだろう。3Dホログラフィーで聖火は燃え続ける。映像だから聖火台を置くスペースは不要だ。えっ、そいつをどこに上映するんだって。もちろん、聖火を見たい人は、特殊な3Dゴーグルメガネをつけるんよ。
ま、そんな戯れ言はともかく、森五輪組織委会長の「少し頭のおかしな連中が、聖火台忘れて設計図をつくっちゃった」発言は笑える。ゴーマン爺さんの辞書には、もともと「責任」という言葉がないようだ。そのゴーマン列伝に、今度は田母神俊雄(業務上横領容疑者)が加わろうとしている。
この状況はなんだろう。政治のマンガ化なのか、マンガの政治化なのか。いずれにしても戯画化する日本で、私はきょうもせっせとメシをつくる。
前置きが長いが、包丁の話。「雅一心」の銘の入った堺包丁をネット通販で購入した。1万円近くするのを、ゴニョゴニョして3割引。ほんとは「ダマスカス鋼」が欲しくて、それを注文したはずなのだが、なぜか「ゴールド鋼」。小さいサイズを選ぶとき俺が間違っちゃったみたい。ま、いいか。大根だって人参だってよく切れるし。
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Author: thinmustache(a.k.a. hiropon)
よしなしごとを書き散らかしております。